取っても食えない資格マニア

昔、一級建築士の試験に受かった人が、足の裏の米粒と同じ、取っても食えない、と言ってました。少し汚いたとえですが、印象に残ってます。
同じことをメンタリストダイゴが言ってました。「医師とか弁護士とかの国家資格は別として、大体の資格は取ったからといって、それで生活できない」と。
今、医師の資格を取っても研修医とかでは、月給７万とかでアルバイトしないと食えないそうです。
歯科医も増えすぎて過当競争だとか。
スピリチュアル系の人も結構資格マニアが多くレイキとかクレヤボヤンスとかカラーセラピーとか色々です。
　私もスピ系だけではなく、フリーター非常勤になってから、いろんな資格を取りました。
元から持っている英検準一級に加えて、
米国協会認定催眠療法士、前世療法、セラピスト養成講座、介護ヘルパー２級、教育カウンセラー初級、福祉用具取り扱い主任者、アロマセラピー、リフレクソロジー（トロントで）、ヘッドマッサージ（銀座で二日間）薬膳コーディネーター養成講座（通信）、、、
そのうち催眠療法,前世療法については、本を出版したせいで沢山のお客様に来ていただいて感謝しております。
しかし、ヘルパー２級に関しては、一度も使わないまま20年、モッタイナイし、少しでも実践してから自分のすぐの老後にお世話になろうと今年の1月末から仕事を始めました。
3月までは週に3回の非常勤仕事の合間をぬって週に2，3回の訪問は丁度良かったのです。しかし、4月からは週に5，6日の出勤の前後に訪問介護となりました。一つの仕事だけで疲労困憊の時もあり、なかなか厳しいですが、日時をやりくりしたりしてもらったりして、どうにか週に二回は訪問しています。
トータルしてみると、ヘルパーの資格を取るのに、学費が12万、この半年の収入は約10万でした。
資格は取っても食えない、というのが本当かもしれません。若いうちから毎日仕事を頑張っている人なら、元を取って余りあるかもしれないですが。
私のように、年を取ってから体力もなく、タラタラ、別の仕事の合間に、ということでは難しいです。でも、収入よりも何よりも、5人の患者様とお会いできたことは大きな学び、人生の宝となっています。
いずれにせよ、資格は取ってからが勝負、そこからスタートということだと思います。