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幸せってなんだっけ [幸福論]

 占いをしていて思うことは、たいていの人の悩みが自分の思い通りに人生が進まないということ。好きな人が連絡してくれない、振られた、断られた、結婚してくれない、など。
もし、思い通りに進んでしまったら、のれんに腕押しで、人生はつまらないものになってしまうのですが、・・・
人生をテストのようにたとえて、100点が幸福だとすると、自分の点数が80点しかない、不足の20点がどうしても気になる。毎日、不足の20点のことばかり考えて不幸だ不幸だと考えている。

幸せの基準を100から80点にすれば、自分は幸せ、と満足感を持てると思うのですが、それじゃあ嫌だ、というのです。

不幸の原因を外界に求めると、悲惨です。相手が自分の人生を支配してしまいます。相手に自分の幸不幸を任せることになります。
ある女性が素敵な彼氏がほしい、子供も欲しい、結婚したい、という願いを持っているとして、それらが叶わないと、いつまでたっても幸せになれない、と決めてしまっています。
不足不幸症候群というのでしょうか。その女性が結婚し、夫と子供に恵まれたとして、でもまだ幸福ではないと嘆きます。さらなる欲望が出てきて、次は家が欲しい、子供を‘***させたい、となります。永遠に不足不幸症候群から抜けられないのです。

もし、彼女が彼氏も子供もいない時点で立ち止まり、独身でも、今のままで幸せ、と決めると、即その時点で幸せになれるのに、です。
独身でも十分幸せ、と言える人は結婚しても幸せになります。
ほしい物、ほしい人が得られると幸せになれる、外的要因が自分を幸せにしてくれると決めていると永遠に幸せは来ません。物や人はいつかは消え去る物です。形あるものはいつかは消滅します。
あれがいや、これがいや、あの人がいや、この人がいや、というのも同じです。
外的な要因を除外すれば幸せになれると思っていたとして、別れたり、除外したりしても、また嫌な人が周囲にいる環境になぜか入ります。そしてまた、その繰り返し。

幸せの要因を外に求めるよりも、自分の内側が幸せなら、幸せだと決めれば、外が嵐だろうが、晴れだろうが、幸せになれるのではないかと思いました。
青い鳥は遠くにいるのではなく、自分の家の中にいる、と同じく。


青い鳥 【日本語/英語版】 きいろいとり文庫


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