the best laid plan=氷の淑女ーシドニィ・シェルダン [本]

 もうかれこれ10年も前に買ったペーパーバックは、日当たりの良い部屋の本棚に置いていたせいか、
読んでないのにページが黄色くなり、表紙の裏など茶色になって古色蒼然です。
積んでたまま捨てるにしのびなく、2週間ほど前から読み始めましたら、すごく面白い・・・
さすがシドニィシェルダンです。
 途中で驚いたのは、押尾事件にそっくりの事件が出てくること!
押尾事件とちがうのは、裸の女性が薬を飲んで気絶した後です。
本の中の男はこのまま部屋に女性を置いてはおけないと思い、裸の女性に洋服を着せて、
部屋から担ぎ出し、車に乗せて公園に運んでいき、
雨の中のベンチに放置したこと・・・そこの公衆電話ボックスから911に電話をして逃げたのです。

 アメリカではこういう事件は多いのかもしれません。
押尾容疑者がこの本を読んでいたら、もっと気をつけたはずですね。
本の中の男は、女性が目を閉じて動かなくなったとき、
まさか、とびっくりします、今まで多くの女性にこの薬を試してきて、こんなことは初めてだと
動揺したのです。
 そこで押尾容疑者はマネージャーに電話した、
この本では自分で担ぎ出した、という違いはありますが、犯人の気持ちとしては同じようなものかもしれません。
 その後、女性は病院で一命を取り留めるのですが、植物状態となってしまいます。
容疑者の男は、目覚めて自分のことを言うはずはない、と自信があるようですが、内心は恐いのでは、と
ストーリーの先行きが気になります。

 
氷の淑女〈上〉


氷の淑女〈下〉


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