魔女のような99歳 [日記]

駐車場の脇に座って煙草を吸っていたりしているお婆さん、タバコ焼けか顔色が浅黒い。
冬にはとんがった黒いフードを被っているので魔女のように見える。
毎日、夕方にデイケアから帰ってきて「今日はお風呂に入った」としわがれ声でいいながら煙草を吸ったり、石に手をついて足を延ばしストレッチをしたりしている。
耳が遠くてこちらの言うことはよく聞こえないらしいが話しかけてきてくださる。
こちらも荷物を持っていて忙しいのであまり会話はしないでジェスチャーで手を振ったりしてお別れするのだが今日はあちらから近づいてきた。
「あのね、今日は誕生日で施設でお祝いしてくれたのよ」
「あら、おめでとうございます」と拍手すると、
「あと1年でこれ」と両手の指を広げた。
「え、100歳ですか?」とびっくり!
それを言いたくて暗くなるのに待っていてくれたみたい。
あらためて「おめでとうございます」と拍手をするとニコニコと喜んでくださった。
煙草を毎日吸っても長生きできるのだなと感心しました。


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枇杷の葉とこんにゃくの温シップ [健康]

「自然療法が体を変える」
 以前から東城百合子先生のファンでしたが、いよいよ温シップを始めました。
アミグダリンの効能がある枇杷の葉をいただいたのです。
ただ味噌球を作る温熱療法はできませんので、東城先生の本を見ながら試行錯誤をしてみました。
本の中にあるコンニャク温シップと枇杷の葉を組み合わせて自分でもできる簡単な温シップを試してみました。
本ではこんにゃくはタオルに包んで、枇杷の葉温灸はモグサと一緒に使うのですが、私の方法は両方をミックスし、簡単ですが大変心地よいです。
 コンニャクを茹でて、湯通しした枇杷の葉の上に置いて温シップをするだけです。
温めたい箇所の皮膚の上に枇杷の葉、その上に熱いコンニャクを乗せるだけ、そしてコンニャクの熱さが冷めるまでじっとしていますと、枇杷の葉のアミグダリンという成分が浸透していくようです。
 皮膚の下の細胞に微細な気泡がぷつぷつと発生するような心地よさ。
お腹に乗せると、ゴロゴロと愉快そうな音がしました。
 玄米菜食の食事療法と併用してリウマチ、アトピー、前立腺ガン、全身ガンも治ったという体験談も掲載されていますので、続けてみたいと思っております。
ちなみにコンニャクも枇杷の葉も二回は使えますし、枇杷の葉はしまいにはお風呂にいれます。
季節がら枇杷の葉がなくなれば、と枇杷の葉茶を取り寄せたので、それをコンニャクの皮膚に充てる方にくっつけて使えば良いのだ、としました。


自然療法が「体」を変える (知的生きかた文庫)


自然療法が「体」を変える―免疫力が増幅する“クスリを使わない”医学


自然治癒力をひきだす「野草と野菜」のクスリ箱: 体と心の不調をなくす「自然療法」の食事と手当て (単行本)


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桐島洋子さん [本]

「淋しいアメリカ人」で大矢壮一ノンフィクション賞を取り、「聡明な女は料理がうまい」はベストセラーだった桐島洋子さん。現在83歳。
70代で天井が落下して頭部にぶつかるという事故に遭い、それ以来、難儀な症状に悩んでこられました。 
その事故が原因かどうかわかりませんが、数年前からアルツハイマー認知症になってしまわれたとか。
ホテルの部屋がわからなくなり、自伝も途中から書けなくなった(ホテルの部屋がわからないというのは若い人でも、あるある、なんですが)
でもたくさんの著書を書いていてくれたので有難い。
中でも、「聡明な女は愉しく老いる」
最近の国内海外の旅を記録・・・佐賀のパワーランド、大分佐伯市の健康クラブ、北海道は十字式健康法の阿久津氏邸で気をいれてもらったり、パリのビストロ、幽霊の都市ロンドンで霊能者に見てもらったり、カナダのオーロラ、アンドルー・ワイル博士のホリーホック、バリ、北京、上海の極上の大宴会、アメリカの禅寺、両忘庵、バンクーバー。
料理は、野菜スープのストック、バーニャカウダ、森羅菜包、翡翠エビ、ガレット・オ・ブルターニュなどおいしそうなレシピがたくさん、
息子さん、ローランド氏の結婚式、茶婚式の様子や、夫勝見洋一氏の散骨、三人の子供の父親ダグさんのフロリダの葬儀なども書いてあります。
 途中から書けなくなった自伝「ペガサスの記憶」は後半をお子さんたちが継続して書いてくれて最近出版されました。

聡明な女は愉しく老いる


ペガサスの記憶


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笛吹き男がネズミを溺れさせた [事件事故]

その後、様々なうわさが飛び交い、南の島の保険金疑惑事件として、週刊誌やテレビのワイドショーの格好の話題となった。
私のところにも同じグループで同行したということで週刊誌3社が取材に来た。
黒塗りの社旗を掲げた車で来られたのだった。
私が言ったとはわからないように記事を書いてくれる、とのこと。
ある週刊誌は、取材のお礼として後に5万円も振り込んでくれたのは驚き。
とりあえず知っていること、田山氏が現地の空港で必死で彼女の荷物をかき回していたこと、
夜に泳ぐとはあり得ない時間に泳いだこと、田山氏の足の指がギザギザに切れていたことなど、
大したヒントとは思えないようなことを話しただけなのに。
 結局、24歳の妻にかけられた保険金は保留のようだった。
不思議な偶然の一致があった。
ハーメルンの笛吹き男、という伝説には、笛吹き男が町中のネズミを川に連れて行って溺れさせた、
しかし市長が約束の報奨金を払わなかったので怒った笛吹き男は町中の子供を連れて山の向こうへ行ってしまった、となっている。
笛吹き男は英語でパイドパイパーというのだが、田山氏の経営していた店の名前が「パイドパイパー」だった。そして調べると妻の生れ年がネズミ年。
私はザルツブルグの墓地を見学していたときに、笛吹き男の霊を同行してきてしまったのかもしれない。笛吹き男は子供らを誘拐したあとに、オーストリアで金持ちになってザルツブルグの墓地に埋葬されていたとすれば。
そして、パイドパイパーの店主に乗り移ってから、ネズミ年の妻が溺死するのを見ていたのかもしれない、なんて妄想をしたのでした。
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南の島から帰国 [事件事故]

南の島の病院で、溺れた女性の遺体と彼女の夫が休んでいる病室の外の廊下で徹夜をした私と夫は睡眠不足とか疲労とか感じる暇もなく、田山氏と遺体と一緒に機内の人となった。
1月の始めとあって飛行機は満席だったが事情が事情だけあって無理に開けてもらった席だった。
田山氏が窓際、私、夫という順に座っていた。 噂で知った乗客が、遺体はどこ?と聞くので、この床下と説明すると、はあ、という感想。
経由した国では日本大使館の外交官が来て、通関手続きを簡単にしてくれたが、来る早々に、せっかくの来客でカレーライスを振る舞うところなのに、とぼやきつつ。
海外の大使館勤めなんて、いい加減なものだ、という印象でした。
成田へ着くと、手続きで忙しい夫の代わりに私が田山氏の車いすを押して税関を通った。
その後は夫に任せて私は先に家に帰ったが、その後成田まで遺体を迎えに来た彼女のご家族とは悲痛な対面だったという。
 なんと一泊二日か三日かわからないような南の島だったが、東京での葬儀には夫と私が参列させていただいた。仕事も始まり、普通の日々を送っていると、1週間後に夫の旅行会社に田山氏が保険の手続きに来たとのこと。葬儀が終わってまもなくなので、早いね、というのが感想だった。
 


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マインドコントロールの恐怖 [本]

昨日と今日のミヤネ屋は秀逸でした。
今日も紀藤弁護士と鈴木エイト氏が出演しています。
 さて、デイブ・スペクターも推薦する本をアマゾンで見るともう絶版になっていて中古しかない。
4500円もするので、こういう時は訳本より原著にあたるのが安いので原題
"Combatting cult mind control"を探してみるとありました。
ハードカバーは高価だけどペーパーバックとキンドル本は安い。
たまには英語で読んでみるのも良いかもしれません(^^)

Combating Cult Mind Control: The Guide to Protection, Rescue and Recovery from Destructive Cults (English Edition)


Combatting Cult Mind Control


Freedom of Mind: Helping Loved Ones Leave Controlling People, Cults, and Beliefs (English Edition)


Mindfulness (Bloomsbury Revelations)


決定版 マインド・コントロール


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南の島の疑惑 [事件事故]

 スピードボートが着いたのはリゾートのある島のほうではなく、病院がある大きな島の方だった。
夫と二人で港で待っていると、リゾートの島から別の船で、溺死した女性とその夫が着いた。
女性を覆っているビニールを現地スタッフがめくってみせると、白い顔に目が閉じ切らない女性の顔が見えた。うっすらと細目を開けているかのようだった。初めて溺死した人を見たが、彼女は生きていた時よりも顔が水で少し膨らんでいるかのようだった。
 遺体は病院内に運ばれ、手術台の上に置かれた。その横に彼女の夫、田山氏(仮名)がいて、私と夫は廊下にいた。
すると中の医師に私と夫が呼ばれ、田山氏が診察台に寝かされているのを見た。
インド人のような女医さんが、田山氏の二の腕に注射をした。鎮静剤の注射だった。
注射で落ち着いたころに女医さんは田山氏の足の指先がサンゴ礁でギザギザに切れているのに軟膏を塗って手当をしながら彼の妻の死を告げた。
すると田山氏は顔を覆って泣いたが涙が出てなかったのをそばで通訳していた私は見てしまった。
 涙も乾いてしまったのかもしれない。慰めなくてはと思った私は田山氏の肩に触れたが、特に震えるということはなかった。
まもなく田山氏は注射の効果か眠りにつき、私と夫は病室の外の廊下で朝までベンチに座っていた。
南の島の最初の夜が木製ベンチでの徹夜だった。(つづく)
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フランクフルトから日本、日本から南の島へ [旅行]

クリスマスのオーストリアからドイツへ。一駅一泊の一人旅はフランクフルトが終点だった。
ゲーテハウスを見学し、とても高邁な文学者には及びもつかないけれど、「若きウェルテルの悩み」は
高校生の頃に読んでて疲れたことを思い出した。そんなに悩まなくていいのに、と。
そして、ゆったりと流れるマイン川を眺め、お土産に包丁セットを買い、空港へ向かった。
空港で驚いたのは、カフェや土産物店などに混じってアダルトショップがあったことだ。
日本でも書店とかビデオやさんの一角にあるような店がちゃんと一軒の店として並んでいた。
勿論中をのぞくことはできなかったが、さすが先進国のドイツだと感心した。
 またしてもDDTの臭さで充満したアエロフロートに乗って、毛布で鼻と口を覆いながら、なんとか窒息も墜落もせずに無事に成田に着いたのは幸運だった。
元旦に家に到着すると年賀状が来ていた中に、南の島に赴任していた夫からの手紙があった。
え~、南の島へ来てくれ、だと。ドイツから帰ったばかりなのに。旅行代金が半額になるらしいけれど・・・。仕方なく、2日は年賀状を書いて三日に又成田から出発した。
 気温差は30度。ドイツは気温0度だったが南の島は30度以上だから気温差は30度以上。
慌てて水着をトランクに詰めて行った。
10人のグループで添乗員は無しなので、旅行社の夫の妻である私が代表してみんなのパスポートを持つことになった。
経由地を経て到着すると、満員の客の世話で夫は疲れているようだった。
お正月とあって、ホテルもコテージも観光客で満員で同じグループでもう一人の女性は私と一緒にスタッフの部屋に泊まることになった。なんでわざわざ遠くまで来てスタッフの部屋かな~。
それでも一応、島に来たからにはと私は同室の女性と一緒にシュノーケルをして熱帯魚やエイと一緒に水族館のような海で泳いだ。美しかった。
 そんなこんなで夜になり、やっと話ができるようになった夫と私は藁屋根のバーでビールを一杯飲んでいた。 するとカウンターのバーテンダーが電話だと夫に渡す。
なんだか聞き取れないと夫がいうので私と電話を替わると、別の島のホテルの支配人らしい人が始め、女性客が sick というので何か胃薬でも飲んでもらって、と言っていたら、いや違う、
[she was drowned! ,drowned!]と叫んだ。
溺れたらしい。え。こんな夜に?だった。
日中でもあまり海に入って泳ぐ人は少なく大体は砂浜で日光浴をしていた。
夜なんて誰も海になんか入らない。
びっくりしてビールの酔いもさめ、夫と二人で従業員が出してくれた小さなボートに乗って別の島へ向かった。大洋に浮かぶ木の葉みたいなボートはスピードを出して飛ぶように走る。
転覆したら終わりだと思いつつ乗って行った。(続く)
 

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ひろゆきと太田光の陥落 [社会情勢]

ひろゆきにはがっかり。人の苦しみを皮肉って冷笑、あざ笑うって人間性が
露呈された。 酒やビールを飲みながらyoutubeで傲慢な意見を言っていたが
本性がばれてしまった。
少し前に元新潟県知事と論争したときに、以前の知事のスキャンダルを
持ち出したので、堂々とした論議ではなく卑怯な一手を使う人かとあきれたばかり。

これまでは支配権力に対して論破したり、言いにくいことをズバリというので人気があったのだが
その人気も半減した。

沖縄の人の苦しみ、辺野古のサンゴ礁の破壊や魚の保護に少しでも関心があれば言えないような
汚い言葉であざ笑った。何もわかっていないから沖縄県知事も怒った。

樹々希林さんも全身のガンでありながら、生前は辺野古の座り込みに参加した。
座り込みをしていた老人たちは地面から引き剝がされて排除された。
そういう歴史も何も知らないで、へへへと笑うひろゆきはもう終わり。
破産したり自殺したりした信者や二世信者に何の思いやりもなく、
統一教会の擁護をしている太田光と同様に終わった。


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大泉エッセイ [本]

先日、ブックオフで見つけた本、220円なり。(アマゾンの中古は1円)買うものが無くて、せっかく来たのだから何か気晴らしになるものをと買って正解。
じゃらんに連載していたエッセイ中心に見開き2ページで終わるから隙間時間に読める。彼はサザエさん、やチビまる子ちゃんのような家族に育った。友蔵じいさんの代わりに恒三おじいさん。父母はまじめで普通。兄が一人。家族で良く温泉に行ったり旅行する。温泉では恒三おじいさんから率先して皆で卓球をしたりプールに入ったり。イベントも楽しむ仲良し家族。今時なかなか平凡で幸せな家族は珍しい。彼の明るさの原点は普通の仲良し家族だなぁと思いました。「受験の失敗が、結果的にはTEAM NACSのメンバーとの出会いやテレビ出演に繋がったことから「最低な出来事も、実は自分にとってものすごく最高な出来事だったりする。悪いことが起きると、若干ちょっとワクワクするところあるんです。きてるよ、いいことあるよって」と何事も前向きにとらえられるようになったという。

【電子特典付】大泉エッセイ 僕が綴った16年 (角川文庫)


SWITCH Vol.38 No.9 特集 俳優 大泉洋のすべて



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