正負の法則が資産家事件にも [事件]

美輪明宏さんの本「ああ正負の法則」があてはまる事件がまた起きてしまった。

若くして投資のファンドマネージャーになり、巨額の富を得た夫と妻。
パソコンをちょこちょこと動かしただけで数億の富を得られたことを異常と思わないで、家や高級マンション、車など高額の買い物をし、自分と飼い犬のためなら、金に糸目をつけないぜいたくをしていた。
夫婦二人暮らしなのに、あちらこちらに何軒もの家やマンションを買い、スイスにも家を買って日本と往復の暮らしをしていた。ペットが死んだ時、僧侶を呼んで人を呼び、盛大な葬儀をしたそうだ。
その結果は、人を見る目を失い、金と命を狙う連中と「友達」になってだまされて殺された。
足し算ばかりの人生に、最後に大きな引き算が来てしまった。
これが正負の法則だ。

なにがいけないのか、お金を稼ぐために、時給850円で汗水流している人々と比べておかしいと思わなかったことだ。
時給850円で働く若者は、コンビニであるいは飲食店で、倉庫で肉体労働をしている。
それでも、月に13万とか15万くらいで家賃に半分取られ、安い弁当や牛丼やラーメンで暮らしている。
手作りすればといっても、一日8時間立ち仕事をしていたら、その元気はないのだ。
正社員になれば、といっても今の制度では、サービス残業で徹夜をさせられたりして過労死してしまう。

じゃあ、自分がちょこちょこっとパソコンのキーボードを動かしただけで数億の金が入ってきたら、どうしたらいいのだろうか。
浮かれて、フェラーリを買ったり、別荘を買ったりする前に、まず、育てて教育してくれた親に感謝して親孝行をすること、
次には、もらい過ぎたお金を社会に還元して、困った人々を助けたり、寄付をしたりして正負のバランスを取ることだ。
アメリカなどでは、資産家が寄付をすると税金の免除を受けることができるので、寄付をする人が多い。
税金免除という欲のためでもいいから、寄付をするという行為で正負のバランスが取れて助かる。
大学や図書館、博物館、美術館、福祉施設に寄付をしながら、健康で長生きしている富豪が多いのはアメリカだ。良くあるのは、貧乏な学生に与える奨学金を設立するので、富豪の名前がついた奨学金をもらって助かる学生が多数いる。

神様は良く見ているから、此奴に巨額の金を与えても無駄、自分の為にしか使わない、世の中のためにならないと知るとすぐさま金を取り去るか、命を取り去る。

金を取り去ったのが、小室哲哉氏の場合で今度の事件は命まで取り去ってしまった。
小室氏も、スタッフに一千万円のボーナスや車をばらまきする前に、音楽大学の奨学金とかに寄付をすれば
良かったんじゃないのかと思う。

ぜいたくで金をジャンジャン使うからといって、近づいてくるのは金目当ての人だけだ。

昔、田舎の町で資産家だが、非常に質素な家族がいて大人が噂しているのを聞いたことがあった。
家もボロボロ、障子の張り替えもしないから、ボロボロ、服装も地味で、あの家は金があるのにねえ、と
すら言われていた。
そこまでしなくてもいいかもしれないが、成金となった場合でも質素で地味な生活を続けることが大事。

宝くじが当たっても、地味な生活を続けた方が無難である。

私も、今度宝くじが当たったら?地味にボロボロの生活を続けたい?と思う。
でも、ちょっとくらいといって、カニ食べ放題とか、そのくらいのぜいたくはするかもしれないけれど・・・
まずは社会に還元することを考えなくてはならない、ですね。
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