危機管理 [社会情勢]

 昔の日本とは明らかに違ってしまっています。
なので危機管理が必要です。
戦争で零戦に乗り、一人で米軍機を七機撃墜した「大空のサムライ」で坂井三郎氏は危機管理に強い人でした。
一人娘である可愛いお嬢さんに、路を歩く時は上下左右に気をつけろ、と教えておられ、その教えを守っていたお嬢さんは、ある日、工事現場で上から落ちてきた物を避けることができたのです。

一人娘が米軍兵士と結婚し、アメリカで孫娘を出産したときに、渡米した坂井さんは、飼っていた二匹の猫をすぐさま殺すから銃を、と言ったそうです。
猫が赤ちゃんに危害を及ぼさないように、との心配からでしょうが、あわてたお嬢さんと夫は急いで知り合いに猫を譲ったそうです。
戦後すぐでも、そのくらい危機意識の高かった坂井さんは、歯科も自分で歯科専門の道具を買いそろえて
治してしまうほど、なので元気で長生きされました。

最近の日本は、小学生が道路を歩いていただけで、殺されてしまうような事件が頻発しています。

精神的に障害を持った人々が放置されていることに問題意識を持つ人もいますが、もっと殺人事件が多いアメリカでは、数十年も前から、登校下校は子供だけでは危ないので保護者同伴が普通です。

20年以上も前に、子連れでカリフォルニアに一時住み、子供を小学校の中にある幼稚園、一年前のプレスクールという所に通わせていたときも、必ず、親が学校の教室まで送り、ドアのところで担任に渡します。
家の前からスクールバスに委託するときも、親がバスに乗せて、バスは学校の中まで入って子供達を降ろします。
一度、小学校から放課後の世話をしてくれるアフタースクールがある別の小学校までスクールバスに同乗させてもらったことがありますが、黒人の運転手さんは子供の安全の為に厳しく指導していました。
ちゃんと座ってなさい、と叱るので、子供らは立ち上がる子もなく、皆しっかりと大人しくつかまって座っていました。
 それだけ用心しているアメリカは勿論、異常者が多く、犯罪も多く、誘拐が多いのです。
誘拐されて行方不明になった子供の顔写真が地域の牛乳パックに掲載されていたりしています。

なので、一度、幼児誘拐などの犯罪を犯して刑務所から出た人がいると地域に住所と名前が警告の為に
公表され、それが又人権の面から問題になったりしています。

しかし、これだけ頻繁に異常者による殺人が多くなると、一般人は道路や電車や店で出会わないようにと
祈るだけしかないような感じなので、もっと犯罪防止の為に日本の役所や警察も具体的な対策を講じるべきではないかと思います。

坂井三郎さんの生き方は戦時下でしたが、今の日本は軍靴の足音が聞こえるような時代になり、大いに参考になるような気がします。

また、いつ避難してもいいように、極力無駄なもの、不要なものを切り捨てて行くべきときではないか、と
思います。
「きみにはもうそんなことをしている時間は残されていない」千田琢哉著もおすすめです。


大空のサムライ(上) 死闘の果てに悔いなし (講談社+α文庫)


大空のサムライ―かえらざる零戦隊 (光人社NF文庫)


大空のサムライ・完結篇―撃墜王との対話 (光人社NF文庫)


父、坂井三郎-「大空のサムライ」が娘に遺した生き方-


 
君にはもうそんなことをしている時間は残されていない


人生って、それに早く気づいた者勝ちなんだ!


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