猫の去勢手術 [日記]

150721_163418.jpg 昨日は一歳半になる我が家のオス猫を予約していた動物病院へ連れていき、手術をしてもらいました。
去年、ワクチンをしてもらった医師でベテランなので信頼できます。
昔ながらの医院には、窓辺に草木の鉢などが並んでいて、懐かしい感じです。
ネットで動物病院を検索すると、ほとんど手術の前に、検査や注射がいろいろとあり、その1、2週間後にしかできないとあり、検査注射の料金が8000円、手術代が1万6千円と費用がかかります。
 ところが昔ながらのその医院は希望の日を予約して連れてきてください、その日は朝から餌をやらないで、という注意だけ。
しかも、費用は1万3千円だけ。
シンプル伊豆ベストですので、予約して昨日、無事に手術を終えました。
 初めてなので、すぐに終わるのかどうかわからず、一緒に見ているのかどうかも知らずにつれて行くと、首に麻酔の注射をしてから、猫が胃液のようなものを少し吐いて、ぐったりすると、あと3時間後に迎えに来てくださいとのこと。
それなら、と車を置いて、近くの高校の文化祭を見に行ってきていいですか、と伺うと、どうぞどうぞごゆっくり、とのこと。
文化祭の日程と重なっていて、今年は見に行けないかなとあきらめていましたが、幸いに見に行くことができました。正門まで医院から徒歩二分程度ですし。
ただ、ほかの車の邪魔になるといけないので、急いで1時間程度で見て回ったのですが、幸い、ほかの患者さんは来なかった日のようで、大丈夫でした。
一応展示物を見て回り、吹奏楽と中庭のお茶会に参加できました。
吹奏楽の曲目は、最後がスーパーマリオのメドレー、赤いもぅせんをかけた椅子席の抹茶とお菓子も美味しく楽しめました。
猫が手術中で可哀想なのに、ですが、猫を心配しているよりも、音楽とお茶で慰めてもらえた感じです。

猫の去勢には悩みました。
家族は去勢しないで、もっと猫を増やしたいという希望を持っていたし、生き物の繁殖能力を人間が勝手に奪っていいものかどうか、生物への冒涜ではないかと悩みました。
昔は、野良猫も野良犬も自然の中で人間と同居していたのです。
今は幼稚園児もうるさいと邪魔にする世の中ですから、犬や猫は外を勝手に散歩するなど不可能になりました。

人間だって、どこかの悪い宇宙人が地球に飛来して、男は暴れるし邪魔だから、全員去勢して女にしてしまおう、となったら、悲劇どころじゃありません。人類の滅亡です。

中国の歴史上では、官吏となって出世するためには、年間平均一万人もの宦官がいたわけで昔は麻酔もないので、三日三晩苦しんだそうです。
親が、この子は官吏にしようと決めると、幼稚園くらいの年で手術をしてしまったそうですが・・・・一生女性と交流できないなんて、何の為に生まれてきたか悲劇です。

 猫は昨日、連れ帰るとまだ麻酔が効いていて足取りはふらふら、水も餌も取らずにぐったりしていましたが、夜中の12時頃になり、水を飲んで柔らかい餌を少し食べて元気になりました。
今朝はもっと元気になりましたが、とぼとぼ歩くくらいで、おとといまでのように走り回ったり、高い所へとび乗ったりすることはしません。
暖かな日向で寝転んで、のんびりしたお婆さんのようです。心が痛みます。
室内で飼い続けるには手術は仕方ないかなという決断でした。

前はオスの本能か、一日に一回は、15分程度、暴れまわりました。家じゅう、ドドドダダダダと走り回るし、普段はおとなしく啼かない子なのに、早朝にやたらに啼きました。
医師が言うにはオスはスプレー行動といって、カーテンや家具にスプレーのようにおしっこを駆け回るといいます。我が猫は、それはないのですが決まったトイレ以外に、洗濯機の後ろやお風呂の中、洗面台、流し台とするようになっていました。
それが少々なのですが、臭いのです。医師はその臭みもオス独特の匂いなので去勢すると取れるとのこと。

もう少し元気になってくれたら、罪悪感も薄れてくるのかなと思う秋の日です。



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