人生は重荷を背負うて長い坂を上がるようなもの・・・幸福論 [人生論]

 徳川家康の名言にタイトルのような文章が書いてあります。
若い頃に聞いた時は、いやだなあ、そんな人生楽しくないじゃん、と思ったものです。
が、実際、長い人生を歩いてみると、上り坂ばかり、です。
しかも、いつも何らかの重荷を背負っています。
一つ荷物を降ろしたと思うと、次の荷物がすかさず背中に来ます。
 家康さんの言ったとおりじゃん、です。

占いやカウンセリングをしていると、完璧幸せ、という人はいません。
なにかの悩みを抱えて呻吟しているのです。
 
 病気でいえば、歯痛が治ったと思ったら、次は膝が痛い、膝が治ったと思ったら、次は
風邪をひく、てな具合。
 家族でいえば、子供の非行が直ったと思ったら、次は親の徘徊、という具合に
次から次へと重荷が来ます。

 じゃ、皇室みたいな貴族になったら、どうよ、といえば、生活の心配はないかもしれないけれど、
皇室の中でも精神的に辛い人がいるようです。
 今の世の中、皇室のお姫様を学校でいじめる餓鬼もいるようで、世が世ならお手討ちものですね。

 ホームレスから皇族まで悩みは尽きないのが人類というもののようです。

 娑婆で生きていて幸せになるには、どうしたらいいの、という疑問に答えてくれるのは、
斉藤一人さんです、
「幸せの基準を下げなよ」と簡単に言ってくれます。
そうです、生きているだけで、息をしているだけで幸せ、と思えば、毎日幸せなのです。

 また、家康の言うとおり、悩みや重荷はあって当たり前、と悟れば、気が楽になるのですね。
 そして、満月のような人生をのぞむのではなく、一つ悩みがあっても、それは自分の1%
なんだから、あとの99%は、ご飯を食べられるし、朝起きられて空が青いし、と感謝し、幸せと
思えばいいようです。
 ところが、1%の悩みを拡大して、残りの99%まで悩みで浸食してしまうので、絶望したりする、と
いうわけです。
そして、いつも私は100%不幸だ、となってしまわないように、
不幸はたった1%なのだ、と思って気楽に思うと、幸せに生きられるのかもしれません。

具体的な方法は、不運だ、とか不幸だ、と思ったら、ほかにある幸せの理由を10個見つけるといいのです。
歯が痛い、だから全て不幸だ、ではなく、
でも目が見えて、耳が聞こえて、話ができて、歯医者まで歩いて行けて、本も読める、
歯科の受診が終われば、ご飯がおいしい、コーヒーがおいしい、等々、
幸せの理由をいっぱい数えると楽しくなります。
 そして、重荷があるのが普通だ、と考えると楽になります。
 誰しもが、自分だけ重荷を背負っていて、坂を上がるほかの人は楽そうだ、と見えますが、実は
みんな目には見えない重荷を背負っている、とわかると、人生は生きている限り修行なんだ、と
知ることができて、それが悟りというものかもしれません。
 
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