遠野物語

昨日は神奈川で高校野球の決勝でした。
知人のおまごさんが出ているので応援して神奈川テレビを見ていたらお孫さんが大活躍して
桐光学園の優勝でした。
甲子園にも出場することになり、テレビを見るのが楽しみとなりました。
七回で５対３とリードしていたので大丈夫、と思って、３時半頃、図書館が閉まる前にと出かけました。

西図書館が満車で道路に車が五台も並んでいるので無理と中央図書館に向かって本を探しました。
文庫コーナーで館員さんに探していただき、見つけた柳田国男の遠野物語の９９話をコピーしました。

ついでに美術館で上村松園と鏑木清方を見てきました。
普通９００円なのが夕方４時半から５００円とお得です。
日曜なのにガラガラに空いていてゆっくり見られました。
どれも美人ですが、「花がたみ」という狂女の絵と鏑木氏の「遊女」はなんとなく恐かったです。
夏向きの絵かも。
上村さんは精神病院まで出かけて狂った人の目つきや表情をスケッチしたとか。
遊女は髪が乱れてだらしなく、女は色んな男とつきあっては駄目だなとわかります。（笑）

遠野物語の９９話には岩手の田の浜で津波に流された北川さんという人の話が出ています。
その子孫がまた田の浜で流されたとNHKで放送していたので興味を持ちました。
（北川さんという中年男性が母が流されたと話していました）
９９話にはその幽霊が海に出た話で、これも夏向きの怪談です。
９９話では、妻子を流された夫が厠に起きて海へ行くと男女の幽霊がいて、女は妻だけど、
男は妻の昔の彼氏。
二人とも亡くなったので、あの世では一緒にいるという話で夫が怒るのが面白いです。
遠野物語、図書館の本はぼろぼろで汚いので文庫で買ってゆっくり読もうかと思いました。
遠野は昔いわきに居たときに旅行しましたが、読んだことはないのです。