あけおめ、ヒッヒーン [生活]

夜の8時頃に近くのクリエイトへ買い物に行ってきました。
すると駐車場に並んだ軽自動車のワイパーが上がっていて、引っかけた紙切れに「あけおめ、ヒッヒーン」とだけ書いてあるのです。
は?なんのこっちゃ、と一瞬思ってわかったのは、省略語だということです。
明けましておめでとう、午年てわけ。いやはや、ですが
成る程、端的でわかりやすい。今の若い人は、こんなもんかいな。
奥のほうの車だったので、多分従業員かパートの人のでしょう。
先に帰る人が書いて行ったのかな。

それにしても、大晦日だというのに、朝から雲一つない青空でした。
温かくて昼頃干した洗濯物も夕方には乾いたほど。

テレビばかり見ております。
昨晩は、加島祥造氏と姜尚中氏の出会いと交流を描いた番組、
京都の大原での古い民家で自然と親しむ暮らしをするベニシアさんのこと、
深夜には、永山則夫死刑囚のこと、を見て、今まで知らなかった彼の人生について知ることが
できました。
加島氏は翻訳者であり、横浜国大教授だった人ですが、60歳になり、家族と離れ、一人になりたいと
長野の山で一人暮らし。90歳。割と新しい瀟洒な別荘で、若くて美人のお手伝いさんが通ってくれてます。

88歳の時に10年間手を取り合って生きたドイツ人女性を白血病で亡くし、一緒に歩いた山道も歩けなくなったほど。
亡くなったと聞いた時は彼女の家に走っていって、彼女の白髪の頭に指を差し入れて泣いたそうです。
そこへ、対談で知り合ったカンさんが訪問します。
いろりで加島氏の点てた抹茶を飲み、一緒に食事をして語らう。
カンさんも、神経症の息子を自殺で亡くしていたので、どうしようもないところで共感しあえました。

その後しばらくして加島氏は、再び同じ山道を歩けるようになります。
それはアムさんというドイツ人女性が一緒にいるような気がし始めたからです。
そして、二人が初めて出会ったお地蔵さんのところへ行くのです。
カンさんは、息子がパソコンに残した言葉、「生きとし、生けるもの、」未来に向かって生きて行ってください、と
解釈しました。
そして、二人は死者が実は生きている者の背中を押してくれるのだ、と共感します。
 ベニシアさんは、こたつに入って古い布にハーブを入れて、古いミシンで周囲を縫い、ポットを置いたときに、香りがする敷物を作りました。
日本人の夫は山岳写真家です。
前回の放送では二人で山へお弁当を持参してピクニックをする所を見ましたが、
とても自然で素敵な夫婦でした。
 永山則夫氏に関しては、悲惨な生い立ち、酒乱の父、殴るばかりの母、学校では怠け者と決めつけられて、中卒で上京して真面目に働いても偏見で見られたり、いじめられたりして、徐々に精神を病んでいきます。その後、連続して3人もの人を殺してしまうのですが、精神鑑定をした医師の報告書は裁判では無視され、死刑となります。
実際に48歳で死刑になるまで、刑務所内で懸命に勉強をして漢字も書けるようになり、多くの読書をして
本も何冊か出しました。そしてその印税を被害者の遺族へ送り続けます。
若い頃は永山則夫という人を単なる異常者だろうくらいに思っていましたが、彼の本、「無知の涙」などを
読んでみたいと思いました。

さて、一年間、ブログあるいは、メルマガをお読みくださいまして、ありがとうございました。
来年はもっと皆様のお役に立つようなブログを発信していきたいと思いますので、どうぞまたよろしく
お願い申し上げます。


タオ―老子 (ちくま文庫)



受いれる


心


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