リアル「万引き家族」 [映画]
一昨日の晩、「家、ついていっていいですか」を見ていたら、万引き家族と同じような血縁のない家族の家が見られた。下町の銭湯で回数券をあげますから家を見せてください、というと70代の男性がいいよ、とアパートまで案内してくれた。彼と義理の娘、娘の元彼、友人の女の子、皆、血縁がないが狭い二間の部屋で仲良く暮らしている。万引きをしているわけではなく、娘と元カレは知的障害、女の子は心的障害があり、施設を出ても行く場所がなかった。義父は病気があり働けないので生活保護で暮らしている。しかし、実の家族のように仲良く、病気の時は看病しあい、人情がある。義父と彼は釣りが趣味で釣ってきた大きな魚を娘が料理して食べたりしている。部屋の中はまさに映画の中と同じ狭さと混雑。映画でも寓話でもなく、実話。偶然の一致に驚く。是枝監督は、実は現代のドキュメンタリーを描いたのかもしれない。
2018-07-06 23:39
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