前世療法 [本]

前世療法の祖といえるブライアン・ワイス博士のベストセラーを10数年ぶりに読み直しました。
以前はサラッとしか読んでなかったのですが、今回綿密に読み返すと前には気づかなかったことが
たくさん。
最初不思議に思ったのはワイス博士が退行催眠(欧米では精神科で普通に実施している、子供の頃へ遡って記憶やトラウマを知る催眠)をしていると患者のキャサリンが勝手に生まれる前まで戻ってしまった時です。
彼女は前世に戻った時に、紀元前1863年だと言うのです!
その風景を紀元前と分かったのはなぜか、どうやって紀元前の詳細な年がわかるのか、古代の家の壁に紀元前と書いてあるのか、カレンダーがあるのか、おかしい、と思いました。
 臨死体験どころか死亡体験をした木内さんは、何百年も前に飛んだ時、天文学をやっているから、
空の星を見て、歳差運動や月や星座の位置から年代を計算して割り出しました。
古代に行っても同じ計算をして時代を推定し、詳細な年までわかったのです。
が、普通の女性であるキャサリンが、いきなり昔に戻って詳細な年号がわかるとは?
妄想かとすら思えます。
 良い方に解釈して、古代のある場面が現代とリンクしていて、その場に年数が浮かび上がり、キャサリンが読み取れたとしても、納得いかないのです。
その後、キャサリンは何度もワイス博士とセッションを行って、いろいろな時代のいろいろな人物の前世を思い出します。年代がわからないときもあれば、いろいろですが・・・
キャサリンが、何度も前世に退行してから、前世を見る霊能者に会いにいきます。
すると、霊能者の言う前世と彼女が催眠で見た前世が重なっていることがわかり、半ば実証されたみたいなのですが、疑問は残りました。


前世療法 米国精神科医が体験した輪廻転生の神秘 (PHP文庫)


前世療法とインナーチャイルド


「前世」からのメッセージ 人生を癒す魂との出会い (PHP文庫)


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