「いくつになっても旅する女は美しい」桐島洋子 [旅行]

コロナで旅行も行けなくなった今、大変楽しい本に出会いました。
桐島洋子さんほど、世界中を味わい、楽しみつくした人はいないのでは?
始まりはベトナム戦争の従軍記者でした。その後、シベリア鉄道で妊婦の旅をし、クルーズ船の上で出産し、二宮の海岸で妊婦生活をエンジョイして3人のママになったわけですが、ずっと旅暮らしの洋子さん、目次をたどれば、
英国、モンゴル、中国、カナダ、ロシア、フランス、ミャンマー、ベトナム、上海、ケニア、ペルー・・・
日本は葉山、仙台、大阪、箱根、横浜、愛知、奈良・・・どの場所も2,3ページずつなので少しの合間に読めます。
独特の見方、切り方で一緒に旅したように楽しませてもらえました。
ロンドンはグラストンベリーというパワースポットで不思議体験、
大阪編では、医学部教授に招待されたのが知る人ぞ知る飛田新地の料亭です。
未だに華やかな遊郭の街を不思議ワールドと表現しておられます(^^)
youtube でしか見たことないですが、江戸時代のまんまが太秦の映画村に行かなくとも見られるとは驚きです。その飛田新地の料理飲食組合の顧問弁護士だったのが橋下徹氏なのですから、なんでもありの人だとわかります。
「ほんとうに70代は面白い」や、80代の今も元気で「聡明な女は楽しく老いる」など未だにてきぱきして歯切れのよい文章には脱帽です。
 20年も前でしたか、報道ステーションのゲストだった時に、桐島さんは「だったら総理以下みんな雁首揃えて討ち死にすればいいのよ」と発言してしまいました!
言い過ぎでは、と思いましたが、案の定、彼女はテレビにはほとんど登場しなくなりました。
時々婦人画報などに出ていたくらいなのですが、ちゃんと執筆もされていてお元気そうで何よりです。

いくつになっても、旅する人は美しい (だいわ文庫 D 186-3)


聡明な女は愉しく老いる


80歳のマザーグース


あなたの思うように生きればいいのよ


ほんとうに70代は面白い


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