訃報 [日記]

21日の夜に親しかった人の訃報を聞いて、力が抜けました。
人が死ぬ時は全身の力が抜けるから、というのですが、似たような感じかもしれません。
(涙)
逝去した人の名前で占いますと、火水未済、という卦が出ました。
易の64卦の最後にある卦で、一巻の終わりと新しい創造を意味します。
希望を生み出す新生の意味ということで、まさにそうだと思いました。

涙の枯れる時は、それぞれですが、父親代わりだった祖父の時は三日間、祖母の時は二日間、
母の時は一日半だったような気がします。
5歳でいなくなった父が亡くなったと24歳の時に聞いた時は、約20年も一緒に暮らしてなかったからか、
よその人が亡くなったような感じで涙は無しでした。
その一か月前に病院へ行ってお見舞いしてたので思い残すことがなかったせいかもしれません。
しかし、一年たってから、最後に父が食べたいと言うのでお見舞いに持って行った枇杷の実を見たときに少し涙がこぼれました。父は47歳でした。
それから数十年して、叔父が父のアルバムを送ってくれ、特攻隊の訓練の様子など見て改めて父を尊敬することができました。
土浦から徒歩の行軍で皇居前に来て拝礼、それから湘南の辻堂海岸へ行軍して、そこで銃を持って匍匐前進の訓練を
した様子を見て驚愕。
父は幸い、特攻の数日前に終戦となり、生きて帰れましたので、私が存在しているわけですが、
行軍や訓練の大勢の仲間は命を失いました。
日本は多くの立派な若者を失ったのだなと思います。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。