イリュージョン:リチャード・バック [本]

「かもめのジョナサン」で有名だった作家が、カモメ・・・を書いた7年後に書いたという本を読み終えました。
飛行機の遊覧飛行を商売にして全米各地を飛び回っているリチャードという主人公の前に同じ商売の
ドナルド・シモダという人物が現れます。
一緒に二機の飛行機で飛びながら、空き地や牧草地に着陸して、その地域のお客を一回3ドルで乗せて
遊覧飛行をします。
が、ドナルドという人物は救世主らしいのです。
イエス・キリストのようなことをしてみせます。
ガソリンを給油しないで飛行機を飛ばし、レンチを空中に浮かし、歩けない人を歩けるようにしたり、空で宇宙船のようにとどまっていたり、池の水の上を歩いたり、壁を通り抜けたりします。
すべてはマジックのようなイリュージョンだというのです。
ドナルドは、驚くリチャードに、だれでもできる、だれもが救世主になれるのだと言います。
最後に拳銃で撃たれて血まみれになって死ぬのですが、リチャードの夢に現れて、別の世界に行っていると言います。
 かなり、飛んでも本、ぶっ飛んだ話ですが、これは、量子力学で、猫の実験と同じ、猫は人間が見ればいるし、見ないといない、人間のイマジネーションが関係する、というのと同じことだと思いました。
すると、村松大輔氏のいう並行宇宙、パラレルワールドと同じですし、リチャード・バックは既に予知予言していたのだと思うと怖いような気もします。
 

イリュージョン (集英社文庫)


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