雪の災害

ここ数日、セブンイレブンのパンが売り切れだし、今日はクリエイトの納豆が入荷できないのでとゼロでした。
ニュースで見ると２日も３日も道路で閉じこめられた人達は大変お気の毒。
想像しただけで行列とか５分でも嫌いな私には耐えられません。
行列してラーメンを食べるくらいなら、カップラーメンでいいというほうです。
車内で二泊もするなんて、どんなに辛いことでしょう。

　植草一秀氏がブログでアメリカのようにフリーウェイ（無料で一般道から出入り自由）に
すれば、いくらでも出られるのに、と書いてましたが、その通りです。
カリフォルニアの田舎に子連れで二ヶ月いたときには、フリーウェイでドライブしてたので、どこからでも
入れるし、料金所はないし、と楽でした。

　それにしても、ニュースの軽重とか、順序とか、どうかなあ、と思います。
バリ島のダイビング遭難ばかり強調されたみたいな。
彼女らは遊びで行って、遭難してしまったのだから大変な災難だと思うけれど、まあ、自己責任だ。
ただ、珍しい出来事だから、と記者らがわざわざバリ島まで行って取材している。
行った記者は、ついでにバリ島観光をしてご馳走を食べてくるに違いない。

ニュースの優先順位が珍しさに比例するというのは、昔からだ。

　交通事故で年間５千人が死亡していてもトンでもない事故でない限り、報道は滅多にされないし、
自殺が３万人で、首都圏では連日、電車が人身事故のために止まっていても報道されない。
ボートで五人沈没したとか、飛行機で３００人死亡などのほうが驚き度が高いから、と優先的に報道される。

　雪で道路で渋滞にはまっている人々は、たいてい遊びじゃなくて、仕事で物流トラックを運転していた人とかばかり。天気予報では、外になるべく出ないように、というが、仕事だから出ないわけにはいかないから、
雪の渋滞にはまったりしている。
雪の中で車内に閉じこめられて水も食料も尽きている人、寒さで凍えそうな人を助ける為に国は必死に
なっているのだろうか。
道路が分断されて孤立した村も多く、食料不足や、暖房の燃料不足で困っている。

安倍総理は金メダルの人には電話で話したりしているが、週末は自宅でにいたそうで、関東地方の
危機的状態への対応も記者会見もない。
一人で埋まりそうな家に残された高齢者に電話して安否を尋ねることはしないのだ。

ここで記者会見して、自らがヘリコプターで食料配布とかしたら、人気が上がるのに、と思うが
元もと国民の為の政治をしていないので、無関心ぶりがわかるし、危機対応のできない国、だから
原発事故も拡大してしまったのだとわかる。