歌川国芳展とサムハラ神社 [美術]

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212.jpgさて、関西旅行の続きです。
正午に京都駅に着いて、東映映画村、仁和寺、日本茶カフェと5時間も歩き続け、さて大阪のホテルで
休もうかと向かいました。

普段はなまくらなので余り歩いていないので疲れています。
ただ気になったのは嵐山電鉄の車両内にあったポスターでした。
歌川国芳浮世絵展が京都駅の美術館であったのです。

歌川国芳といえば、先月、英語のテキストで見たばかり。
それは猫が何匹もからまって、かつを、という文字を作っている面白い浮世絵でした。

京都駅を通過するとき、迷いながら、今がチャンスと降りてしまい、隣の伊勢丹の七階に向かってしまったのです。

幸い、荷物を入れるロッカーがありました。
小さな浮世絵が中心ですが、膨大な量、後で確認すると115枚の展示だそうです。
絵の上手さは絶妙といえます。
動物、英雄たち、武将、妖怪、化け物など自由自在の上手さは漫画の原点でしょう。

特に「キツネの嫁入り」は絶妙の上手さで嫁入りの行列に連なるキツネたちの表情が様々に面白く、
人間のずるい表情とも似ていて、思わず笑ってしまいました。
美術展で笑うとは初めてのことですが、それほど上手いので幕末の江戸で人気があったのは当然のことだと思います。

美術館の中を一枚一枚丁寧に見て歩くこと約二時間でようやく大阪に向かいました。
ホテルに着くと、七時間も歩いたのは何年ぶりかで、くたくた。
シャワーをする気もしないほど疲れて、しばらくはテレビを見てぼーっとしました。
ようやく立ち上がり、下のコンビニでせんべいやポテトチップス類と野菜果物ジュースを買って、
それを夕食として寝てしまいました。

翌朝、疲れが抜けきらず、朝食を食べる気がしません。
一階のレストランへ行って和定食を半分ほど食べて、残りは昼食にと持参のパックに詰めました。

寒いといけないからと着替えを多く持参したせいか、重い荷物を新大阪駅のロッカーに入れて、地下鉄で向かったのは、サムハラ神社。
まぶしい程の青空で歩けば暑いほど。
地下鉄の阿波座駅からすぐ、5分くらいのわかりやすい場所で、大阪府警の機動隊の隣でした。
機動隊のビルにはパトカーがずらりと並び、警官が立ち歩き、ものものしいです。
隣は緑に包まれたサムハラ神社です。
大きな看板があるので、わかりやすいはず。

通りにキーマカレー店があり、メニューも美味しそうなので、帰りに食べようかな、と食欲も出てきました。
鳥居でご挨拶をしてからくぐり、左側にある手水場で手を洗い、口をすすぎました。
手水場に太陽の光が当たり、ゆらゆらと美しいたまゆらが岩に反射して揺れていました。

ほお、これは神様のいらっしゃる証拠と思いました。
境内もきれいに清められ、良い気がいっぱいです。
本殿でお参りしてから、社務所でお守りとリングをと入ると、ひっきりなしに参拝客が訪れて、お札やお守り、
リングを注文していかれます。
私は古いホームページのようなのを見て行ったので社務所は平日しか開いてないと書いてあったので
宮司さんに伺うと、いや、そんなことはないです。
土日でも開いてますよ、とのこと。あらまあ、と意外でした。
そのホームページは神社が作った物ではないそうです。
本当は、サムハラ神社へ先に行きたかったのに、祝日の3日は開いてないから、と思いこんで、先に
京都に行ったのです。
でもまあ、休日はもっと混んでいたかもしれないので、4日の火曜日で良かったのだと思いました。

お札とお守りはありますが、サムハラ神社特製のリングは、現在品切れで一ヶ月待ちとのこと。
どうしようかと思いましたが、折角なのだから、と注文してきました。
社務所にはサイズを測るものがあります。
サイズを測り、住所氏名電話を書いて、注文しました。

お守りは千円から、1200円くらいまで。
リングは3千円です。
お札は色々ありました。
その偽物ホームページには電話番号が書いてありませんでしたが、電話注文もできるそうです。

さて、サムハラ神社の御利益は?色々ありました。
まず、朝からの体調不良が、すっきり治ったのです。
ルンルンで阿波座から新大阪に向かい、ロッカーから荷物を取り出しました。
地下にあるpantry,という小さなスーパーを何気なくのぞくと、いつも京都へ行くと、飲んでくる「ひやしあめ」の
濃縮タイプが瓶であったのです。
今回は京都のスーパー「フレスコ」に寄る暇はなく、残念と思っていたら、濃縮タイプで10本分は入っているのがありました。
荷物が重いのに更に瓶?と思いましたが、リュックに手荷物二つに加え、駅の中で最安値の引っ張りカート
2千円を買ったので、それに入れてきました。
荷物をパックで送ろうかと思ったのですが、千円はかかるし、二千円のカートなら、送料がかかったと思えば、千円で買ったことになります。
リュックと手荷物で大丈夫と思ったのは甘かったです。
一泊二日なら、やはりカートがいいです。
秋から冬は着替えがかさばりますので。

「ひやしあめ」は、関西では懐かしい味だそうです。関東のサイダーみたいなものかも。
数年前に京都のスーパーで見かけたので飲んでみると初めてなのに旨い!
生姜と黒砂糖、麦芽糖を混ぜた味ですが、夏に飲むとすっきり、しゃっきりして疲れが取れます。
それ以来、東北育ちの私にも大好きな懐かしい味となりました。
夏のものらしく、冬に行ったときは店内にないので、スーパーではわざわざ倉庫から出してくれました。
アマゾンで20本セットを取り寄せようかと思ったくらいですが、重い瓶物を取り寄せるのはエコじゃないし、と
やめたことがあります。
それが濃縮タイプがあるなんて知りませんでしたが、ラッキーでした。

帰りは新大阪駅で午後1時頃でしたが、、小田原に止まる光がなく、「こだま」に乗りました。
これが正解でした。
元もと、こだまのほうが周囲の景色が見えるので好きなのですが、新大阪から小田原まで3時間かかります。
空いているので富士山の見えるほうに三席占領して、ゆっくり座り、新富士に近づくと、富士山が見えてきましたが、頂上のほうが灰色の雲で覆われていたのです。
しかし、サムハラ効果で見えるのではと思ったとおり、五分ほどで、灰色の雲が流れて裾の方だけ覆う形になり、すぐに裾の雲も消えてしまい、最も良く見える場所で富士山が丸ごと裾野のほうまで全貌を表してくれました。
頂上付近だけ白い冠を被った富士山の雄姿に感激して、無事に旅は終わりました。


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