占い依存症

コロナでステイホームのご時世なので、自宅から電話でできる占いへのお客さんが増えているようです。テレビなどで占いが放映されることもあってブームかもしれませんね。
過去に非常勤の仕事をしながら、時間が空いた時にしていた占いで過去に印象に残ったお客様が２，３いらっしゃいます。占い依存症ともいえるかもしれません。依存症にもいろいろありますね。
ギャンブル依存症とかアルコール依存症とか。

20年前くらいに原宿のタリムという今はない占い館の電話部門に所属していました。
その時に連日のように電話をかけてきた人は銀座のママさん、美人そうなお声。
お店はチイママさんに任せて山間の別荘暮らしです。
ある人が行方不明で警察にも捜索願いを出しているがまだわからない。
どちらかというと、FBIのジョー・マクモニーグルでないと無理じゃないかといった分野です。
ジョー・マクモニーグルは、お笑い芸人のキリンのお父さんを発見しました。
大阪のアパートの二階の右か左の部屋、まで特定したのです。
地球の裏側のロシアの潜水艦の内部の間取りまで視える人です。
そんな特殊能力などないし霊能力もないので、生年月日と名前を頼りにできる限りの推理をしましたが・・・それでもママさんは不安な心を聞いてもらいたくて連日のお電話をしてきました。
その後、その人は見つかったのかどうかわかりません。
普通のお客さんは分毎に課金されるので10分程度で占ってという人が多いのですが、銀座の人とか女医さんとかは時間無制限でかけてこられます。

　10年前までの占いサイトは、タロット、易、占星術、四柱推命、宿曜経などが中心で、霊感霊視など根拠のない怪しい占い師さんはお断りという所が多かったのですが、最近は変化しています。
テレビのブームのせいか、お客さんの要望か霊感、霊視、透視のできる占い師を求めています。
世の中にそんなに冝保愛子さんや木村藤子さん、美輪明宏さんがいっぱいいらっしゃるのかなと
疑問ですが、スピリチュアルを認める時代になったのは良いことかもしれません。
それだけ末法思想の流行る世も末になった証拠かもしれませんね。