得する人:無能唱元 [本]

430ページの本を読み終えました。便箋20枚にメモをしながら。
仏教から人生、生き方の極意を説き、無能さん独自の説も展開しています。
アラヤ識=潜在意識、
習気=じっけ、(怪談和尚が、前世で得意だったことは今生でも継続得意と話してました)
日々是好日=禅の根本原理
陽転思考、言霊、思想の物質化、刻印薫習
魅は与によって生じ、求によって滅す。幸福とは物自身ではなく、物の味である、
人たらし=自己重要感を与える
自慢したら、おごってやること、~災いを逃れる方法
(だから、旅行に行ってくるとみんなにお土産を配るのかも?)
生まれつきの美人ハンサムは、周囲の人々の不快感(妬み、嫉み?)で身に危険が及ぶ、
成功者~失敗談が上手。失敗者~自慢が多い
共同幻想:一人遊び
五祖法演(禅師)「好語、説きつくすべからず、人それを侮る」
=良い話は全部伝えるのではなく、少し惜しむ程度で良い、
遊戯三昧~幸福
身を守る術=正義を唱えすぎると不幸になる、(他人の不正を非難すると)自分が傷つく
無財の七施=言施、顔施・・・
因衣唯識~唯識三十論頌
あらゆる存在は唯現象識にすぎない
因果は識転変=輪廻
人を呪わば、穴二つ」=阿頼耶識は、自他の区別なく情念のみが入るから主語がない。
Aを呪うと、Aが受け取らない場合、受け取っても、その呪いは自分に来る。
相手の不幸を願うと、自分がその通りになる。
人間関係:詐欺にあう人、常に男にだまされる女~
 そういう詐欺師を呼び寄せる、または相手を詐欺師に変容させる。
善人不幸早死に説:A,B,Cの3人が戦場に行って相手を殺したとき、
 善人のAは、夜も眠れないほど、罪悪感にさいなまれた
 中庸のBは、時々後悔もするが、ま、仕方ないとあきらめていた
 Cは、敵をやっつけたのだから、むしろいいことをしたと明るく割り切って過ごしていた。
結果、善人のAは辛く苦しい余生を送り、早死にしたそうです。
 無能氏独自の人生哲学は、納得する面も多く、興味深いです。
「随所作主」人生どこへいっても自分の心の主人となれ~内観洞察、全的理解、正覚、
「世の中は幻なるぞ、ただ狂え、一人遊びに生命ある限り」



【新装版】得する人 (アラヤ識シリーズ)


得する人


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