海軍兵学校 [戦争]

実は父は昭和2年生まれ、10代で志願して海軍兵学校に行ったそうです。
本人はB29の空襲から地上で逃げ回っているくらいなら、敵に向かっていきたいと言ったらしいのですが
七人姉弟の次男だから口減らしも兼ねたのかもしれないと想像してます。

三年間ほど土浦の兵学校にいたようです。
訓練を受けて、いざ出立ということになり、北海道まで移転させられ、両親は遠いので見送れないからと北海道にいた伯母が見送りにいった。しかし、数日後に終戦となり、生きて帰れたそうです。
その後、結婚したので私という子供が生まれ、こうしてコメントも書けるわけです。
父は今も生きていれば、86歳で今年の三月には87歳になります。

10年前に、土浦に住む父の弟(慶応から日立に入社、定年後20年余、胃ガンで手術するも元気です)が
案内してくれて、土浦阿見町の訓練校跡地を見学したことがあります。
記念館で展示されていたのは様々な写真と共に航空学、英語、数学などかなりハイレベルな勉強をしていた様子が教科書の展示でわかりました。
その他、飛行訓練や柔道、剣道などの武術も盛んに訓練されていたようです。

父は飛行訓練で何回宙返りしても平気だったと自慢していました。
そのように優秀な若者を大勢亡くしたわけですね。
今、ジブリの映画「風立ちぬ」もそうですが、戦争物のブームが作られているような気がします。
その流れで国の為に死ぬことは尊いとか、戦死礼賛とならないように、ブームに乗りやすい日本人、
騙されやすい日本人が又戦争に向かって行かなければいいが、と危惧します。

 昨晩は、早速アマゾンで「大空のサムライ」を買って(キンドル版の電子書籍)ダウンロードしました。
実際に零戦に乗っていたパイロットの書いた感動ロングセラーということなので、これからじっくりと
読みたいと思います。
 
大空のサムライ(上) 死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)


大空のサムライ(下) 還らざる零戦隊 (講談社プラスアルファ文庫)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0