日本の言い習わし [人生論]

無能唱元氏の「得する人」を読んで思ったことは、日本で昔からいう慣用句には、仏教からの深い意味があったということです。
怪談和尚が怪談の後で語る仏教の教義からは、「自業自得」「因果応報」の教訓が学べます。
幽霊に憑依されたり、たたられたりしたら、その原因は自分の過去の言動にあった。
そこで謝罪し、お坊さんに成仏を祈ってもらったり。

また、得する人、で説かれている教義には、日本の古来の言葉があてはまります。
1.おごれるもの久しからず:自慢をするものは周囲の嫉妬や僻みで身を滅ぼす。
2.能ある鷹は爪を隠す:自分の才能をひけらかさない。嫉妬や妬みが身に危険を及ぼす。
3.人を呪わば、穴二つ:潜在意識には感情だけが焼き付けられて、人称は取れている、
  だから、あんな奴は・・・と呪うと、自分にその災いが来る。
4.憎まれっ子世に憚る
 悪いことをしても、罪の意識がない人は案外元気で長生きし、繁栄する。
 反対に善人は良心の呵責があり、後悔や自己処罰に苛まれるので病気になったり、
 不運を迎えたりする。
日本の祖先伝来の教訓には、深い意味があったのですね。
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