アガサ・クリスティーの自伝(上) [本]

自伝を読むと、彼女もまさに貴族のような金持ちの生れで父は働かなくとも投資会社や不動産で収入も多く、毎日遊んで暮らしている。
アガサが10代で父の死後、財産も減り、節約しなくてはと母は言うのだけれど、使用人が多い中、料理人を3人を2人にする程度。
大柄なジェーンという料理人は料理上手だが毎日友人らを呼んで台所でクッキー、ケーキ、スコーン、フルーツなど食べ放題のお茶タイムをしていたので彼女をやめさせようとしたら、一晩考えてジェーンはやめないと言ってきます。
仕方なく母は仲間パーティを週に一回と制限します。
夕食の料理もいつもロブスター12匹とか大盤振る舞いするのですが、家族も減ったからそれじゃ赤字と常識ある母は夕食を簡素なものにしてジェーンをがっかりさせたという話です。


And Then There Were None


イギリスのお菓子とごちそう アガサ・クリスティーの食卓


アガサ・クリスティを訪ねる旅―鉄道とバスで回る英国ミステリの舞台


ポケットにライ麦を (クリスティー文庫)


マン島の黄金 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)


そして誰もいなくなった (IBC対訳ライブラリー)


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アガサ・クリスティー小説の登場人物 [本]

アガサ・クリスティーの小説を10冊以上読んでしまって、今は彼女の自伝を読んでいるところです。
登場人物のキャラのパターンとストーリーの流れが大体つかめてきました。
まず、
1,財産目当ての結婚が多い、遺産を狙って相手を殺す場合が多々ある。
  100年も前なのに保険金狙いの殺人まである。イギリスが保険発祥の地だからか。
2,夫婦はたいてい不倫をしている、それが夫婦のどちらかを殺害する動機になったりしている。
3,犯人んはなりすましが多く、変装したり、一人二役の身代わりをしたりしている。
4,犯人は逮捕される場合もあるが、天罰のように事故死をしたり、海に飛び込んだりしている。
5,アガサ・クリスティーが従軍薬剤師だったので毒薬に詳しく、毒殺も多い
6,悲惨な殺人シーンはほとんどなく、死体は死んだ状態で見つかることが多い。
7.クイズを解くようなお洒落なミステリーばかり、
      などです。
病院にいて素敵な環境ではないので、現実逃避として読んでいたアガサ本は、城のような邸宅、ビクトリア朝の装飾、ドレス、ご馳走三昧、使用人が大勢いて何もしなくて良い貴族のような暮らしは憧れで病院からの現実逃避にうってつけでした。
 


スタイルズ荘の怪事件 ポアロシリーズ (クリスティー文庫)


火曜クラブ (クリスティー文庫)


邪悪の家 (クリスティー文庫)


もの言えぬ証人 (クリスティー文庫)


黄色いアイリス (クリスティー文庫)


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