是枝監督の「歩いても歩いても」 [映画]

夏のある日、良多(阿部寛)は妻と息子を連れて実家を訪れる。(赤い京急線沿線の古い家)
時を同じくして姉の一家も帰省し、横山家には久しぶりに笑い声が響くが…。
その家の老夫婦は小さな医院を引退した夫、原田芳雄、その妻、樹々キリン。
YOUが母と一緒に台所で料理をする場面から始まる映画は、和気あいあいとして
仲の良い家族に見えるが、
その日は実は長男の命日だった。長男は海で溺れた子を助けて自分が死んだ。
老医師は、長男も次男も医師にならなかったことが悔しい。
しかし、妻の樹々キリンも、内心のわだかまりをずっと胸に秘めていた。
次男の阿部寛は医院の跡継ぎをしなかったばかりか、芸術品の修復師をしていて仕事があまりない。
彼が連れてきた息子は実は、妻(夏川結衣)の連れ子である。
見た人の感想(アマゾンより)を抜粋・・・
「トラン・アン・ユン監督の「夏至」を思い出しました。
三人の孫達がピンクの花に手を伸ばす手だけのシーン、母娘で料理をする時の手元のシーン、などなど……映像が美しいです。
平凡に見える日常には、なんと沢山の秘密や毒が潜んでいることか、と あらためて実感。」
 幸せ過ぎず、不幸過ぎない普通の家族・・どの家族にも何らかの闇、心の傷がある、
見終わってから、どこの家でも夏には見られる普通の風景、
人生様々だが、生きて共に暮らすということが幸せなのかもしれないと思った映画でした。


歩いても歩いても [DVD]


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