リアル「万引き家族」 [映画]

一昨日の晩、「家、ついていっていいですか」を見ていたら、万引き家族と同じような血縁のない家族の家が見られた。下町の銭湯で回数券をあげますから家を見せてください、というと70代の男性がいいよ、とアパートまで案内してくれた。彼と義理の娘、娘の元彼、友人の女の子、皆、血縁がないが狭い二間の部屋で仲良く暮らしている。万引きをしているわけではなく、娘と元カレは知的障害、女の子は心的障害があり、施設を出ても行く場所がなかった。義父は病気があり働けないので生活保護で暮らしている。しかし、実の家族のように仲良く、病気の時は看病しあい、人情がある。義父と彼は釣りが趣味で釣ってきた大きな魚を娘が料理して食べたりしている。部屋の中はまさに映画の中と同じ狭さと混雑。映画でも寓話でもなく、実話。偶然の一致に驚く。是枝監督は、実は現代のドキュメンタリーを描いたのかもしれない。

歩いても歩いても [DVD]


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東海第二原発が再稼働すると・・・ [原発事故]

今回の大雨により、犠牲になられた方々や避難されている方々については、心痛む思いです。異常気象による災害が頻発しているのは、我々人間が便利さを求めるあまりのわがままから来ているのではないかと危惧し反省しなくてはと思います。
 さて、青森に続き、茨城の原発のニュースが再度出ました・・・
 東海第二原発は、これまで何度もトラブルを起こし、ブレーキの壊れた高速列車といわれている。東北大震災の時も実は福島第一と同じく全電源壊滅で事故寸前だった。40年も経ってポンコツ老朽化しているにも関わらず、あと20年の再稼働を求める側と、周辺のつくば市などが廃炉を求めて対立している。今回、あと20年稼働しても大丈夫、合格と認定されたというのだが・・・思い出したのは、物理学者で武道家の保江邦夫氏の著書。
 保江教授がハワイの寿司屋で偶然出会ったご夫妻、夫人はかつて東北大震災の予知夢を見た。その夫人が保江氏に出会う前の晩に見た夢とは。「夫人はハワイから日本へ向かう飛行機に乗っていたが日本に近づいた時、突然放送があり、日本は東北の南部から関東まで閉鎖になり、立ち入り禁止の管理区域になったので成田へは行けない。関西空港のほうへ向きを変えていく」、という夢だった。
もしも、地震などで東海第二原発に事故があれば、夫人の夢は今度も正夢になってしまう、と怖い気がしました。
夢 Akira Kurosawa's DREAMS [DVD]


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