阿頼耶識 [精神世界]

今まで様々な精神世界、動機づけ、開運の本などの集大成といえる本が無能唱元氏の「得する人」ではないかと思います。特に最初の第一章第二章に作者の知恵が集約されています。
これまで潜在意識という言葉で表現されていましたが阿頼耶識という仏教用語になるともっと宇宙への広がりが見えるのです。
不幸が不幸を呼ぶ人、幸福が幸福を呼ぶ人、なかなか思い通りにならない人、大きな夢が実現していく人との格差は、違いは何?と誰もが疑問に思うことに回答しています。すべて自己責任だよ、と。
「思いが実現する」という本もたくさありますが、なぜという疑問に答えるの無能唱元氏でした。
夢、或いは恐れを感情をともなって繰り返し思うことが念となって阿頼耶識に刻まれるーすると実現する。ただし、普段からの思いが+であることが条件です。
常に自分はダメ、無理、幸福になんかならない、というマイナス感情を阿頼耶識にきざんでいると
いくら時々プラスの思いを阿頼耶識に落とし込もうが、マイナスに染まってしまうので夢が実現するには及ばない。普段の思いが灰色で阿頼耶識を灰色にしていると、夢、願いはピンクに譬え、たまにピンクを落としても全体は灰色になってしまう。
例えば、シンデレラがめでたく王妃になったとして、その後、自分はずっと不幸で来たのだから幸福が続くわけない、また不幸になるんだわ、と思い込んでいると、彼女の強い念が運命を狂わせます。
突然の王の死去、弟に王の座を奪われ、彼女は城を追い出されて、隣国に行ってホームレスになって
死んでしまう、といった流れ。
でもシンデレラは、やっぱり私は不幸な運命が似合う、となぜか心が落ち着いているのです。
不幸を当たり前と思う癖がついているのですね。
シンデレラに必要なのは幸福になったときに、幸福を維持する自己重要感を養い、阿頼耶識に幸福なイメージを落とし込むことだったのです。
普段から良い思いを阿頼耶識に満たすには、身、口、意が重要となります。
王妃にふさわしい衣装、行動、ふるまい、言葉、そして思いを変えないといけないのです。
以上のようにまとめてみましたが如何でしょう(^^)
ゾゾタウンの前澤という人が、100億ものバンクシーの絵を落札したり、月旅行を予定したり、今度は宇宙ステーションまで行くとか。彼は自分が大金持ちになることに全くの疑いを持たず、宇宙へも月へも行けると信じていて全くの疑いを持たないのです。
「あほは出世する。無駄に悩むやつは負ける。」と言います(^^)
普通の人は、は?自分が月にいけるわけないじゃん、と思っていたら、永遠に行けないわけですが、そういう凡人の思考を突き抜けたところに前澤氏はいるようです。彼の阿頼耶識は広大無辺なのではと思います。



【新装版】得する人 (アラヤ識シリーズ)


斎藤一人 龍が味方する生き方


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